【映画感想】ダークロード ~闇夜の逃亡者~
★★★☆☆
マッツ・ミケルセンの沼にどぼんしているので
出演作を徐々に見始めています。
本日見たのは『ダークロード ~闇夜の逃亡者~』!
2006年の作品です。
(以下ネタバレあります)
投資会社の経営をしているトーマスは、幸せな暮らしをしています。
そんな彼にも暗い過去が。それは
仕事で失敗した仲間(モーガン)を追い詰めた結果、
彼が自殺してしまったこと。
しかしそのおかげ(?)で会社は軌道に乗り、今では
イケイケどんどんな感じになっています。
しかーし!
その自殺したと思われるモーガンが実は生きていて
トーマスに復讐するために現れるという…!
無実の罪で逮捕されたトーマスは!
という内容なんですけど、まあ面白かったです。
面白かったんですけど、よく分からないところもちらほら。
細けえことはいいんだよ!マッツかっこいいし!!
という見方がもしかしたら正しいのかも。
復讐のために殺されてしまう共同経営者から
秘密のビデオテープのありかを教わるトーマス。
ここ、警察も探っていたんですけど、あんな簡単なスイッチで
開くのになんで分かんなかったんだwwwという。
トーマスは警察に一度は逮捕されるものの
逃亡してなんやかんやで結果オーライ。
なんですが、このトーマス、どうもきな臭い人間なんですよね…。
ただのヒーローではないというか。
悪いやつですよ!本質は!!
というのをラストでチラッと出してきます。
ところで、この映画の見所はマッツのアクションもそうなんですが
アレクサンダー・スカルスガルド(長い)演じるファビアンとの
シーン!
このファビアンがトーマス一筋なんですよ~。
取引先の人に「トーマスが無罪だと本気で信じてんの?」
と揺さぶりをかけられてもまったく揺らがないんです。
そしてその気持ちをトーマスは利用するんですね~。ひどい!
えっ…もしかして、都合のいい男…?
迎えに来てもらってるくせに「遅い」とか言うし
自分の無罪の証拠であるテープを取りかえしてこい、と
銃を持たせようとするし…。
ファビアン泣いて嫌がるのに怒鳴ってやらせるっていう。
もう
ファビアンがかわいそうでかわいそうで。
銃は使わずに無事にテープ奪還できたのでよかったです。
不憫すぎる男、その名はファビアン。
そのテープをファビアンが見ていると、
モーガンが人を殺すシーンが。
そしてそこにはトーマスもいる様子が一瞬映ります。
何度も巻き戻して見るファビアンの元に
すべて終わらせたトーマスが…。
というラストはちょっとゾワッとしました。
明日からのファビアンを思って。
なんかファビアンばっかりになっちゃいましたが
トーマスもかっこよかったです。
傷だらけなのにあんまり痛そうじゃない!つよい!!それがトーマス!
シャワーシーンもあって、サービス満点でした。ほくほく。