【映画感想】ワールズ・エンド
★★★★☆
エドガー・ライト監督、
サイモン・ペッグ&ニック・フロスト出演の
コルネットトリロジー3部作の3作目。
(以下ネタバレあります)
コルネットはアイスの名前(だっけな)で、
たまたま最初の『ショーン・オブ・ザ・デッド(名作!)』で
コルネットアイスが出てきたので
次の『ホット・ファズ(これも名作!)』でも
出して、3部作にしちゃえとなった…はず。
そういうノリ、嫌いじゃないよ!
さてさて『ワールズ・エンド』。
直訳すると、"世界の終わり"ですが…まさにそれ!
高校時代が人生のピークだった四十路アル中の
ゲイリー・キングが高校の仲間5人と一緒に
卒業のときに完結できなかった『パブ巡り』を
やろうぜ!って田舎に帰るところから
始まる物語。
高校のときの5人組↑
キングの他4人の仲間は今や立派な社会人。
不動産屋や弁護士になっていたりします。
高校のときから成長していないのはキングだけ。
夢みたいなことを今だに言っているのもキングだけ。
キングの必死の説得で5人は田舎にやってきます。
そのときキングが車で迎えに来るのですが…
90年台のUKロックをガンガンにかけて登場!
曲はblurの『There's No Other Way』!!!
これはアガるーー!!!
他にもプライマル・スクリームやスウェードなど、
たまらん選曲が嬉しい。
サントラ買いましたもん。
それで、パブ巡りを再開するわけです。
でもノッてるのはキングだけ。
他の4人は「仕方ないな~」って感じなんです。
しかし、数軒目のパブで何かおかしなことに
気づきます。
なんと…住民たちは異星人に体を乗っ取られていた!!!
ひょんなことから戦うハメになった5人(と、仲間ひとりの妹)。
なかなかのアクションを見せてくれます。
そのアクション指導がジャッキー・チェンの作品にも
関わっている方なので
椅子を使ったりカンフー風味だったりと
ちょっと懐かしい感じで最高!
異星人に乗っ取られた人たちは
青い血を流したりすぐ頭割れたりまたすぐ再生したり
と、これまたベタな感じなのもgooooood!
仲間が1人2人減り、最後のパブ
『ワールズ・エンド』にたどり着く3人。
そこで、異星人とのガチ対決(口喧嘩)が始まります。
全て揃えてあって、人間は何も考えずに用意された同じものを
使えばいい、そうすれば幸せだろう(要約。違ってたらすいません)
という異星人に対し
「スタバなんてクソ食らえだ!」という3人が
気持ちいいです(笑)。
チェーン店ばっかりあっても楽しくないよね!っていう。
ラストは本当に世界の終わりがやってきて…
というストーリーなのですが、
これはパンフ読むまで気が付かなかったです。
実はこれ、アーサー王(キング)の話をモチーフにして
いたんですよ…!
最後にはキングと仲間たち(再生済)で
旅に出るっていう。
四十路男の物悲しさとバカバカしさを感じる、
3部作最後を飾るにふさわしい作品だったのでは
ないでしょうか!
面白かった!!!!
これでコルネットトリロジーは終わってしまった…さ、さみしい…
でもでも、
ニッペガーは不滅です!!
<鑑賞日:2014年4月>